しごと人インタビュー~農業~

(農業大学校で1年間の社会人研修後、長門市に移住し、いちご農家として独立した松岡さんに
農業の魅力や仕事のやりがい、今後の目標などを伺いました)

「長門のいちご栽培を元気に」

新規いちご農家 松岡 慧さん 20代 山陽小野田市よりIターン

農業をはじめたきっかけを教えてください

大学卒業後は会社員として働いていましたが、人の指示で動くのではなく、自分で何かやりたいという気持ちが強くなりました。デジタルな時代だからこそ人間の手が必要な仕事がしたい、手をかけた分だけきちんと応えてくれる農業に魅力を感じました。山口県の新規就農支援制度が充実していたことも後押しとなり、チャレンジすることを決めました。

いちご農家として独立しようと思ったのはどうしてですか?

人に喜んでもらいたい、いちごを貰って嫌な人はいないと思いました。いちごは手間がかかりますが、他の作物より単価が高く、規模の拡大や加工品の販売などへの発展性が見込める、自分の努力次第で様々な可能性が広がると思ったからです。

▲酸味が少なくさっぱりした甘味が特徴の
「かおりの」を栽培
▲農業は力仕事も多い

独立するまでにどういった経験を積まれましたか?

山口県防府市に農業を学べる大学があることを知っていたので、自身で色々調べました。「やまぐち就農支援塾 担い手養成研修」の自営就農コースで1年間しっかり学び、農業経営に必要な専門知識・技術を習得することができました。

長門市で就農した理由は?

農大の研修後は地元に戻り、一から設備投資して経営開始するつもりでいましたが、長門市でいちごを栽培していた方が引退を考えているから引き継がないかと声をかけてもらい、研修中に現地を見学させてもらったところハウスをはじめ設備も整っており、初期投資費用を抑えられることや、せっかくのご縁を大切にしたいという思いから、引き継ぐことになりました。

いちご農家の一日の仕事の流れを教えてください

最盛期は朝5時ごろから収穫し、パック詰め、出荷、株整理、空いた時間で箱の組み立てと、一人でやっているので割と忙しく働いています。1日に200パック詰めることもあります。1時間で30パックくらいなので、黙々と6時間くらい詰めていますね(笑)。

▲一つ一つ丁寧に収穫
▲傷がつかないよう優しくパック詰め

農業の魅力・やりがいを教えてください

手をかけた分、身も大きくたくさん育ってくれて、植物を育てる楽しさや、やりがいを感じています。

長門市での暮らしはどうですか?

長門市で家を探していたところ、隣でいちご農家を営まれている方が気にかけてくれて、近くの空き家を紹介してくれました。ご近所さんからおすそ分けを頂くことも多く、人が優しくて温かいと思います。プライベートではもともとイカ釣りが好きで長門市には以前からよく遊びに来ていました。思い立ったらすぐに釣りに行ける環境は最高ですね。

▲ご近所さんからのおすそ分け
▲自身で釣ったイカをさばいてお刺身に

夢・今後の目標を教えてください

温度や湿度、二酸化炭素濃度などを測定する装置を導入してスマホで監視するなどのICT化を進め、デジタルの良い部分はしっかりと活用することで、マンパワーだけでは補えない部分を軽労化し、味も量もしっかりしたものを作りたいです。いずれは加工品の販売や観光農園にも挑戦したいと考えており、長門市のいちご栽培を元気にすることで地域の人に喜んでもらえればと思います。

▲自動で換気や水やり、堆肥混入ができる設備
▲まずは量をしっかりと出すことが目標

農業を検討している方にメッセージをお願いします

手をかけただけ応えてくれるやりがいのある仕事です。土いじりが好きな人や植物のことをしっかりと考えることができる人は向いていると思います。植物中心の生活になるという覚悟を持って取り組むことが大事になってくるのではないでしょうか。


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