(中出さんが開業している『ささないはり鍼灸みやび』
自然豊かな場所で、のびのびとした子育てをしながら、楽しく暮らしています。)

行き当たりバッチリ!
わくわく楽しい「むかつく暮らし」

中出 雅紀さん(兵庫県出身 奈良県からIターン)

[油谷(ゆや)地区、向津具(むかつく)に移住]
[ささないはり鍼灸みやび 経営]

奈良県から長門市へ~移住の経緯~

移住前は、奈良県で鍼灸師として活躍されていた中出さん。漠然と、老後は田舎に行って豊かに暮らしたいと考えていたところ、2013年6月に知人が主催する田植え体験イベントが、長門市油谷(ながとしゆや)の向津具(むかつく)で開催されたのをきっかけに、初めて向津具の地を踏みました。

(田植え体験イベントの様子)

 

イベントをきっかけに向津具の先輩移住者である百姓庵さんや地域の方々とつながり、何度か向津具に来るうちに、

「向津具は自然が豊かでいいところだな」

と、思うようになり

夫婦で長門市に旅行に来た2017年7月、鍼灸師として市内のホテルの仕事の話があったとほぼ同時期に、地域の方から空き家を紹介してもらったことで、

昔から老後は田舎に住みたいと考えていた中出さんは、

「いつか老後に田舎に行くなら、若いうちからがいいかも」

と思い、第一子の出産後の2018年5月、向津具へ移住しました。

移住後、子宝に恵まれ、今は夫婦と3人の子どもと、仲良く楽しく向津具ライフを満喫しています。

(石臼をひく長男)


 

(お寺の奉仕作業)


 

(トラクターを運転するとおちゃんを見つめる子どもたち)


 

 

(畑を手伝う子どもたち)


 

(障子の貼り換え)


 

(薪をくべる長男)


のびのびした子育てができる場所~あらためて都会と田舎暮らしを考えると~

初めて家を見た時に、「裏山が子どもにとっていい遊び場・アスレチックになりそうだな」と、思ったそうです。

「この家と家の周りの雰囲気を見て、なんか懐かしい気がしたんですよね」

「この場所が気に入ったことと、お金もそんなにかからなかったので、何の不安もなく購入しました」

と、笑いながら話す夫婦。

向津具をとても気に入ったことで、新しく田舎生活をスタートすることへの覚悟が自然とついたそうです。

(購入した家を改修した様子)

(購入した家と中出さんファミリー)

(購入した家周辺をお散歩)

のびのびとした子育てが理想だった中出さんには、都会は土地の値段も高く、環境的(土地が狭い、隣近所が近いなど)にも合わなかったそうです

「今の家は、子どもが騒いでも隣が遠いので迷惑にならないし、聞こえても子どもの声がすることを喜んでくれます」

都会で生活している時は、子どもが泣いたり音を立てたりするたびに気を遣っていたそうですが、移住後は、誰にも気を遣うことなく、のびのびとした子育てが出来、大満足だそうです。

自身の経験から鍼灸師へ~『ささないはり鍼灸みやび』向津具で開業~

中出さんは、高校時代に陸上部に所属しており、短距離選手でした。練習で身体を痛め、鍼灸整骨院で治療を受けたことで、悩まされていた症状が改善されたことから、

「悩んでいる人の苦しみを少しでも和らげてあげたい!」

そう思い、鍼灸の専門学校へ。

鍼灸について学んでいくうちに、鍼灸が体に有効である可能性を知り、

「症状が出ている原因(根本)を治療することにより、病気になりにくい身体へと導くことができる!」

「根本改善が見込める優れた予防医学だ!」

と、確信し、鍼灸師になりました。

そんな強い想いから実現した鍼灸師の仕事のため、これから先もずっと続けていくつもりで、長門市油谷向津具へ移住されました。

市内のホテルの出張診療の仕事もありましたが、

「海と山に心を癒されて鍼で体を癒したい!」

「大好きな向津具に住んでいる方に、気軽に来てほしい!向津具の人も元気になってほしい!」

「赤ちゃんから高齢者まで、みんなの力になりたい!」

と思い、向津具に鍼灸院「ささないはり 鍼灸みやび」を構えることにしました。

鍼灸院として構えている建物は、空き家物件で、向津具に移住後、生活をしながら地域の方のつながりで借りることが可能になった家でした。

「鍼灸院として借りる家探しが大変だったことを経験し、

自分たちが購入した家の話がスムーズにいったのは、素晴らしいご縁だったことと、

鍼灸院の家を貸してもらえることに、本当に感謝しています」

と、穏やかな表情で話をする中出さん。

仕事を通じて知り合った方の中には、家族ぐるみで親交があり、野菜などをもらったりお互い相談したりなど本当によくしてくださる方もいらっしゃるそうです。移住してくることは、自然に何かしらのご縁で結ばれているのかもしれませんね。

(『ささないはり鍼灸みやび』外観)

(問診の様子)

(診察の様子)

地域の人との関わりは思っていた以上に楽しい!~移住前と移住後の気持ちの変化~

奥様のあす香さんは、生まれ育った場所が昔ながらの習慣や風習・つながりが濃い土地柄だったので、移住してくる前は、田舎に対して地域との密接感や閉塞感に窮屈なイメージがあったそうです。

しかし、地域の行事に子どもを連れて行くと

『「こんな田舎によく来てくれたねー」と、とても喜んで下さったり、本当に歓迎してもらえていることがあたたかく伝わってきました』

 
(地域の方とゲームをして楽しんでいる様子)

今では、地域行事には進んで参加している中出さんファミリーですが、

新型コロナウィルス感染症の影響で、地域行事がないことをとても寂しく感じているそうです。

「実の家族でもないのに、産前産後の大変な時に食事のお手伝いをしてくださった母のような存在の方もいます」

と、笑顔で話す奥様のあす香さん。

もともと地域の方々もあたたかい方ばかりですが、自ら地域に溶け込もうと積極的にコミュニケーションをとるなど、中出さんの人柄があってこそなのでしょう。

子どもたちにのびのび育ってほしい!~むかつくパーク中の森が実現した経緯~

向津具は、市の中心地まで車で約30分かかります。交通アクセスがあまりよくないことにも不満はなく、買い物などは、インターネットの利用や中心地に出た時に済ませるなど、工夫をすることで何も困っていないようです。しかし、油谷地区で子どもが遊具で遊ぼうと思っても、場所や時間に限りがあります。

子育てをしていく中で、豊かな自然環境で子どもが駆け回れる野山もありますが、

「公園がほしい!」

「向津具の子どもたちに元気に楽しくのびのび育ってほしい!」

という想いから、

「公園がないなら、みんなでみんなが理想とする公園を作ろう!」

と、行動力のある中出さん夫婦が発起人となり、向津具の仲間たちに声をかけ、どんな公園を作りたいか、どんな遊具が可能かなど、みんなで意見を出し合い、協力しながら、『むかつくパーク中の森』が実現しました。

(工事の様子を見守る子どもたち)

(完成した『むかつくパーク中の森』)

(『むかつくパーク中の森』で遊ぶ子どもたち)

「大切な仲間がいてくれたからこそ、こんなにも立派なものが出来ました」

公園づくりは、大掛かりな作業で、人の手助けがなくしてできるものではなかったそうです。

協力してくれる同世代の仲間たちに出会えたからこそ、自分たちがやりたいことにも挑戦できるし、それを通じて楽しむことも出来、さまざまなことを学ばせてもらうことも出来ているようです。

「ここに来なければ、こんな出会いもなかった」

と、満面の笑みで中出さんは話をしてくれました。

(『むかつくパーク中の森』で記念写真)

(移住仲間でクリスマス会)


 

(移住仲間でもちつき)

向津具に来たらいいことだらけ~長門 向津具の好きなところ~

「向津具に移住して困ったことは何もない」

「そもそも移住していない生活が想像できない」

「ステキな仲間たちにも出会うことが出来た」

そう話す中出さん。

しかし、あえて言うのであれば、出産が大変だったそうです。

助産院が近くになかったため、向津具から車で約1時間半のところの助産院で2人目と3人目の出産をしました。

「助産院が向津具にできてほしい!もう産まへんけど!笑」

と、今後の移住してくる子育て世代のことも想っておられるようです。 


(出産直後、長男と赤ちゃんを見つめる中出さん)

「長門市(向津具)は、食べ物がおいしい!」

生活において、“食”はとても大事であると考えており、元々食べることが大好きな中出さんファミリー。

都会ではすぐ手に入れることができない季節ごとの新鮮な、海の幸・山の幸を日常的に堪能できているそうです。

「子どもたちに四季を感じさせることができてうれしいです」

山林地域では、自治会で獣害対策の檻を設置していて、檻に猪などが捕獲された時には、地域の方々で協力して、猪などをさばき、持って帰り、それぞれの食卓でいただくこともあります。

「海・山の幸や猪、大切な“いのち”をいただくということを、子どものうちからココロとカラダで学ぶことができています」

都会ではもらうことのない魚も、度々もらうことがあり、おかげで上手にさばけるようになったそうです。

(いただきもののお魚)

「昼は、沖縄に劣らないほどの魅力的な美しい碧い海。夜は、満天の星空を見ることが出来ます。初め見た時、とても感動しました。」

と、目を輝かせてうれしそうに話をしてくれました。

都会のように街灯がないことは、夜が暗くて怖いかと思えば、逆にステキなものを魅せてくれることになるようです。

新型コロナウィルス感染症の影響で、家にこもることも多くなってきていますが、仕事への影響は多少あるものの、以前ほど外出などできない自粛生活も、今の環境では何も困っていないそうです。

(向津具の大浜海水浴場)

(休日に釣りをする中出さん親子)

誰にとってもパーフェクトな場所はありません。

それぞれの人、家族によって、住みたい場所・好きな場所が違います。

中出家にとって、向津具は、最高に楽しく喜びに満ち溢れた過ごしやすい場所であり、出会うべくして出会った場所だったのでしょう。

そんな風に感じられる場所に移住できるようにサポートできることが、私たちにとって、一番の喜びです。

まずは自分から動くこと~これから移住してくる人にメッセージ~

いつか移住したいなと思っていて、急にそのチャンスがやって来たら、流れに乗ってみて下さい!

その時に、自分自身の気持ちを整理することも大切だと思います。どうして移住したいのか。なぜ、今の環境と違う所へ行きたいのか。移住先でやりたいことがあるのか。どんな暮らしがしたいのか…人との繋がりや住むところ、仕事などは与えられるものではなく、自分から動いていくことで手に入ります。積極的に自分自身や地域と関わっていくと毎日がとても充実してきます。移住してみて苦しくなっても2年間、その土地で暮らしてみて下さい!2年くらいでリズムができ、自分なりの過ごしやすい生活に落ち着いてくると思います。」


(『むかつくパーク中の森』の遊具にて)

[ささないはり鍼灸みやび]
つわりの改善や子宝のはり、赤ちゃんの健康維持から美容ばりまで、ママの笑顔に貢献
鍼灸院住所:長門市油谷向津具上1103番地
営業日: 《完全予約制》
月~土曜日 9:00~17:00
※時間外は、要相談。訪問診療も行っています。(往診料あり)問合せ、予約連絡先:080-2921-3974
ホームページ https://www.sasanaihari-miyabi.com/
Facebookページ https://www.facebook.com/Sasanaihari/
インスタグラム https://www.instagram.com/p/BprQZwPHZNL/