そう話す永塚さんは、3年間の活動を通じて、公私ともにその魅力を学ぶ中で、2つの課題[１．市産食材の更なるPRの必要性　2.第一次産業における食品ロス]に直面したそうです。

協力隊退任後は、この課題解決に取り組むことができる事業を行いたい！と考えた永塚さんが現在進めているプロジェクトは、東京でのイタリアンシェフの経験を活かし、【グルテンフリーの米粉ラザニア＝コメラザ】を開発して、長門市産の旬の食材や、SDGｓに配慮し、規格外野菜や未利用魚を積極的に使用し、「米に合う具材」を考え方のベースに、多種多様な進化系ラザニアを開発し、専門店を開業する！というものです。

改修を進めている店舗は、長門市仙崎みすゞ通りに面しており、もともと地域の御年配の方々が集う憩いの場だったこともあり、お店の営業日以外には、地域の方々に開放したり、こども料理教室や子ども食堂などのイベント開催も視野に入れ、地域活性の場としての役割を目指していく予定だそうです！永塚さんは、「料理教室をきっかけに、料理が好きになってくれる子が増えて、出来合いのお惣菜を買って食べるだけでなく、旬の食材を手に取り、調理することで、子ども達は長門市の食の豊かさを知るきっかけにもなるし、生産者さんも嬉しいと思う。それと、時々でも子供が食事を作ってくれることで、子育て中の親御さんが幸せな気持ちになれるのかな・・・僕の取組みで喜んでくれる人が増えることが何より嬉しいです。」と思いを語ってくれました。

地域の方々は、若い人が来てくれて町が元気になることが本当に嬉しいと、お店ができることを楽しみにしてくれています。店舗の大家さんは、「ここは地域の人が気軽に集えるように、代々小さな商店をやっていた場所でね、こうしてその思いを受け継いでくれる人が来てくれて本当に嬉しい。ありがとうね。」と永塚さんのことを心から応援してくれています。永塚さんも、「僕が料理人として独立を考えた時に、都会ではなく、地方でやりたいと思った理由の一つは、お店を出すことを近所の方々が喜んでくれるかどうか、でした。都会はどうしてもどこも足の引っ張り合いになっちゃう。物も人も何でも溢れてて、必要とされていないような気がした。そういった意味でもこうして、一人でも喜んでくれる人、応援してくれる人がいることが何より嬉しいです。移住してきてお世話になった人たちや応援してくれている人のために頑張りたいです」と意気込みを語りました。

また、プライベートでは昨年長門市出身の奥様と結婚され、お店で使う小物類は奥様が手作りしているものも多く、コイントレーもその一つです。こちらは、地域おこし協力隊OBのハンター中野さんが仕留めた鹿の一枚皮から作られています。お店で提供するコーヒーはこちらも協力隊OBの小坂保成さんが営むCOFFEE&ROASTER YAMAのコーヒーを使用するなど、協力隊の皆さんの温かい繋がりを感じることができるお店となっています。
お店のInstagramも是非チェックしてみてください！⇒米粉ラザニア専門店コメラザ

退任後に都会に戻るのではなく、こうして地域に残り、協力隊時代に培ったもの、感じたことを活かして、長門市で新たな道を歩んでくださることを本当に嬉しく思います。

永塚さんが進めている事業は、昨年秋に行われた「ながと若者起業家ビジネスコンテスト」で優秀賞に輝きました☆長門市では現在、永塚さんのプロジェクトをはじめ、優秀賞を受賞した４人の起業を支援するため、ふるさと納税を活用して寄附を募るクラウドファンディングを実施しています。どのプロジェクトもとてもワクワクするものばかりです！

永塚さんのプロジェクトはこちらから⇒▼グルテンフリーの【米粉ラザニア】で、市産食材を重ねてPR！＜食材の宝庫長門市＞を多くの方に知ってもらいたい！

今年のふるさと納税は始まったばかりですので、ぜひご覧になってみてください＾－＾応援どうぞよろしくお願いします＾－＾⇒ふるさと納税×クラウドファンディング[長門市]