先輩移住者紹介~井関さんファミリー~

(おもしろくって、たのしくって、ついついやっちゃう手づくり暮らし♡
暮らしそのものが楽しい♪気がつけばそう思っていました。
それは、家族、私たちと関わってくれるみんな、何よりこの場所のおかげ♡)

「みんなでつくろう♪楽しい暮らし♪」

井関 光晴さん 40代 久美子さん 30代 
こころちゃん まうちゃん ひよりちゃん 萩市から移住

どうして移住を考えるようになったのでしょうか?

(光晴)僕は和歌山県出身で、結婚する前は色々な場所を転々とし、お金をなるべく使わない暮らし(買わない・作りだす)をベースに生活していました。萩市の空き家バンクを利用して家を見つけ、8年たったころに妻と出会い、結婚し子どもが産まれて、働いたほうがいいでしょって感じで仕事を始めました。職場の拠点が長門市だったことから、「じゃあ、長門市にみんなで住むか。」といった感じでしたね。以前住んでいた場所からも通えない距離では無かったのですが、通勤時間がもったいないと感じて、その時間をもっと自分のやりたいことができる時間に使いたいという思いが大きかったです。ぶっちゃけ、「長門に引っ越したら、給料上げたるよ!」(会社としては往復の交通費が安くなるから)って言われたのはかなり後押しになりましたね(笑)。それと、萩市に住んでいた時は借家だったので、原状回復できる程度に改修はしたけど、それ以上はできなくて・・・家を作りたいっていう夢があったから、その夢の実現の為っていうのもありましたね。

(久美子)私は大阪出身で、就職を機に上京し、リフォーム関係の仕事をしていました。楽しくやりがいがあったのですが、無理な働き方をして身体が悲鳴を上げてました。「もっと自分が心地よいと思える暮らしをしたい、自分はどんな暮らしをしたいの?」と、自分の暮らしを探す旅に出ました。色々な場所で沢山の人の生き方を学ばせていただきました。旅先で主人と出会い、「私が求めていたのはこれだ!こんな暮らしがしたい!」と意気投合し、私が転がり込んだんです(笑)。結婚し子どもにも恵まれ、家族みんながもっと幸せになれる!楽しいと思える!やりたいことを形にできる!そんな場所で暮らしたいという思いから移住を考えるようになりました。

住まいはどのようにして探しましたか?

(光晴・久美子)移住して家を探すといえば、「空き家バンク」でしょ!みたいな感じで長門市の空き家バンクに利用の登録をして、理想とする暮らしや、住まいに関する希望条件(畑が隣接している、海まで1km、DIY可能物件)などを伝えたところ、すぐに今の家を紹介してもらいました。ちょうどその時に今の家の所有者さんが空き家バンクに登録しようかどうか検討していたそうで、めっちゃタイミングが良かったです!希望通りの家だったので、内覧後すぐに契約交渉を開始し、家財だけ処分してくれたら十分ですって伝えたところ、所有者さんがすぐに処分してくれたのが決め手になりました。家を探し始めて約半年で無事に引っ越すことができました。

▲住まいは長門市空き家情報バンクで紹介
▲周りは田んぼが広がるのどかな風景
▲年季の入った襖や障子、畳

移住してきて困ったことや大変だったことはありましたか?

(光晴・久美子)う~ん、無いですね~(笑)。長年空き家になっていた家を住めるように片づけたり、掃除したり、肉体的には大変だったのかもしれないけれど、楽しいから全然苦ではなかったです。母屋は最初は住めるような状態ではなかったので、納屋に住みながら、母屋の改修を行いました。納屋がめちゃくちゃ綺麗だったのが、今の家に決めた最大の理由だったかもしれません。あと、お風呂も綺麗でした!「とりあえず、納屋に住みながら母屋の改修できるなって。」実は3番目の子は自宅出産で、納屋で産んだんです。納屋で産まれたから「なやちゃん」って名前にしようかって話したこともありました(笑)。母屋の改修中は外で焚火してご飯作ったり、毎日がキャンプみたいで楽しかったですよ!全ては困難も自分達が楽しめるかどうかだと思います。

▲長い間空き家だったので、雨どいが詰まり、雨漏り跡も・・・
▲古民家を家族総出で大掃除
▲納屋が立派だったので、最初はここに住みながら家を改修

長門市での暮らしはどうですか?

(光晴)とても充実しています。自然環境も良いし、やりたかった家造りもできています。フローリングも安く譲ってもらった素材の違う材木を組み合わせているから揃ってなくてちぐはぐなんだけど、妻はそれが新鮮で楽しいって喜んでくれる。薪ストーブも自分で設置しました。火がある暮らしっていいですよ。もちろん光熱費がかからないのも最高!これから寒くなるので、今は壁の隙間と格闘しています(笑)。同時にアイランドキッチンを作っているところです。水道管を引っ張ってくるのも自分でやったんだけど、給水は付けたのに、排水をすっかり忘れてて、またやり直して(笑)。それでも自分の手で暮らしを作りたかったので、日々の生活そのものが楽しいですね。

▲フローリングを張るのも薪ストーブ設置も全て自分の手でやりました。
▲薪づくりの様子 生活に薪は欠かせない
▲製作中のアイランドキッチン

(久美子)同じく毎日がとっても楽しいです。手づくりの暮らしが楽しくて、自然にあるものを使って、色々な物を作っています。子ども達と一緒にお庭で摘んだ野草やハーブを使った虫よけスプレーや、ハンドクリーム、ナスのヘタから作る歯磨き粉などの日用品をはじめ、熟し柿を使ったお好みソースや、シソとオオバコのジェノバソースなどなど、季節の食材を使って調味料も手作りしています♪ひとりひとりの生活の知恵、みんなで集めれば大きなものになり、この幸せをお福わけしたいという気持ちから、「北浦笑店」という屋号で、マルシェなどのイベントにも出店し、手作り品(食品以外)の販売もしています♪

▲身近にある植物を暮らしに取り入れるって楽しい♪
▲手作りの万能クリームや虫よけスプレー、歯磨き粉
▲添加物・保存料無添加の手作り調味料シリーズは友人と物々交換したりするのが楽しい(^^♪

地域の受入体制はどうでしたか?

(光晴)以前住んでいたところでは、仕事をしていなかったこともあり、周りから変わり者のような目で見られていました(笑)。こちらにきてからは身だしなみも綺麗にして(笑)、自分から積極的に地域の方とコミュニケーションを取るようにしています。結構それが心地よくて・・・。自分が何者なのか知ってもらうこと、地域の活動に積極的に参加し、地域の一員として認めてもらうことで、気持ちよく生きられると学びましたね。

(久美子)わたしは都会生まれで、隣近所にどんな人が住んでいるかもわからない・すれ違う人と挨拶を交わすこともない・・・そんな環境で育ったので、田舎で暮らし始めてすぐの頃、1日車がないと「どこに行ってたの?」と声をかけられたりして、「え?そんなこと気になる?」とびっくりしたこともありました。でもそれは田舎では当たり前で、自然にお互い気にかけ合って暮らしているんだな・地域の皆で支え合って生きていくってこういうことなんだなって思いました。これからも地域の人にいろいろ教えてもらいながら、自分たちだけでなく、その場所に住むみんなが幸せな気持ちで暮らせるように・・・そんな思いでご近所さんとの繋がりを大切にしていきたいと思います。

長門市の子育て環境はどうですか?

(光晴・久美子)ご近所さんが子どもたちのことをとても可愛がってくれて、核家族で住んでいるのですが、まるでおばあちゃんたちと一緒に暮らしているような気持ちになる時があります。皆さん気にかけてくれるので、安心して子育てができています。また、私たちが住んでいる伊上(いがみ)地区には、集落支援員さん(地域の世話焼き人みたいな方)がいてくれるので、その方から、地域内のイベントがあるときは声をかけてもらったりして、子どもたちと一緒に田植え体験をさせてもらったり、餅つきしたり、子どもたちに色んな体験をさせてあげることができています。綺麗な海も近いし、家の周りは里あり山ありで、子ども達は自然の中でのびのびと育ってくれていると思います。

▲おばあちゃんの畑でじゃがいも掘り
▲山の中で元気に遊ぶ子どもたち
▲自宅から車で5分の場所にある「伊上海浜公園YY(ワイワイ)ビーチ350」

これからの夢・やりたいことを教えてください

(光晴)今は家の改修作業を最優先でやっていますが、一段落したら米作りや裏山の整備など、自給自足生活を目指して、色々なことにチャレンジしていきたいと思っています。将来的には水や電気も自給したいな~(笑)。

(久美子)この地域に住む大人の一人として、地域の子育てや学校にも積極的に関わり、私も一緒に楽しみたいな♪と思っています。何より、一番下の子も歩けるようになったので、もっと畑にいる時間を増やしたいなー♬

移住を検討している方へのメッセージをお願いします

(光晴・久美子)どこで、誰と、どんな風に生きていきたいか。自分の理想とする暮らしのイメージをしっかりと描いて、それが実現できる場所を探してみてください。移住は、結婚と同じようなものです。価値観の違う物同士が交わることで、もちろんすれ違いが生じることもあるかもしれません。でもそれをプラスに捉えて、人との出会い・今まで知らなかったことを知ること・当たり前だと思っていたことがそうじゃなかった・・・などの変化を楽しめる人は、移住に向いていると思います。大人も子どもも共に育ち合い、心から笑って日々を過ごせるってとても幸せなことだと思います。この記事を読んでくれている方々が、そんな場所に出会えることを願っています。