【地域の方々と一緒に鯨カツカレーを作ろう!】

先日市内にある油谷(ゆや)小学校で、「地域の方々と一緒に鯨カツカレーを作ろう!」というイベントが行われました。これは学校と地域がお互いに連携し、「異世代交流を通して、子どもを育む」ことを目的に開催されたものです。

長門市は鯨の捕鯨地域として栄えた歴史があり、新しい年を迎えるにあたり、1年の節目に大きな鯨を食べることは家族の健康を願い、大きな幸せや力をいただくという古くからの思いが込められています。

この日は「長門大津くじら食文化を継承する会」、「なでしこ油谷」、「男子厨房に入る会」の皆さん協力のもと、地域内にある油谷(ゆや)小学校と向津具(むかつく)小学校の6年生が調理実習という形で、鯨肉の調理方法と共に鯨食文化の歴史を学びました。

子ども達と地域の方々の笑い声が飛び交う和気あいあいとした雰囲気の中、油谷小学校の調理室には食欲をそそるカレーの香りが広がり、子どもたちは出来上がった鯨カツカレーと鯨の皮を使ったサラダを、美味しそうに頬張りました。「鯨カツって初めて食べた~」「お肉みたいで美味しいね!」と、小学校内にあるランチルームには笑顔が溢れました。

この日、小学校と共に行事を主催した油谷中央公民館では、この他にも「子どもは地域で育つ、地域は子どもで結ばれる」をテーマにした『おしかけふれあい塾』や、「子どもも大人も学び合い楽しみ合う」をテーマにした『子どもと学ぼう&カレーライスとサロンの日』などの“地域の子どもを地域総がかりで育てる活動”を積極的に行っています。

長門市ではこうした体験学習を通して、人の繋がり・優しさを感じ、子どもも大人も一緒に暮らしを楽しみながら、子ども達が楽しいと思える学校環境を地域のみんなで考え、意見を出し合い、将来「住み続けたい」と思えるようなまちを目指していきます。

▲ボリューム満点の鯨カツカレー
▲地域の人と一緒に作ると楽しいね♪
▲「鯨カツって初めて食べた!」
▲光の差し込む明るいランチルーム

▲鯨のおなかの中にいるようなイメージで作られた小学校
▲おなか一杯になったら外で元気に遊ぼう!